モノハラとは?物を片付けない、捨てない、買いすぎる迷惑行為を考える

●モノハラって何?

モラハラならぬ「モノハラ」。
雑誌「クロワッサン」に掲載された特集記事「モノハラについて考える。」(2019年8月10日号)を読んで何だか本当に考えさせられ、納得してしまいました。

ハラスメントとは、広くはいじめや嫌がらせのことですが、「~ハラスメント」という場合、他の人に対する発言や行動が本人の意図に関係なく、相手を不快にしたり、尊厳を傷つけたり、不利益を与えること、と理解されます。

つまり家庭や職場などで個人がが所有する「モノ」が、周囲を不快にしたり、迷惑を与えていたりすること。

夫のモノハラに腹が立ったことは、多くの人が経験しているでしょう。
そして、私たち自身も胸に手を当ててみると、ちょっと思い当たることがあったりもするかもしれません。

●夫婦間の「モノハラ」問題

特に「モノハラスメント」が問題になりがちなのが夫婦間だと思います。

物を散らかしたり、買いすぎたり、ため込みすぎたり、ということはよくありがちなことです。
男女のもののとらえ方って結構違いがあるものですし、個人の性向も様々。
夫婦間で意見の食い違いがあったり、それが高じて喧嘩になったことはありませんか?

我が家は、夫婦どちらも物をため込みがちで掃除下手なので何となく相手を容認しているところがあります。

しかし、昨年から夫が独立して家で仕事をするようになってから、やむなくではありますが、仕事用の様々な機材が家に持ち込まれ、収拾がつかなくなってきました。

口に出しては言いませんが私のストレスは相当溜まっているような気がします。

他にも、男の人に多いようですが、収集癖のある人が奥さんに嫌がられるなんて話はよくありますよね。

逆にあまり潔癖症で整理整頓が好きなパートナーに辟易しているなんてこともあるかもしれません。

家庭内での住空間のモノのあり方と心地よさが、夫婦で一致することの方がまれなのでしょうね。
ハラスメントになっているなんて意識はなく、日常生活を過ごしているはず。
お互いの違いを理解し、価値観をすり合わせていく。
モノハラの問題は夫婦のコミュニケーションの問題でもあるのです。

●タイプ別モノハラ

クロワッサンの記事ではモノハラのタイプを「捨てない」「集めたがり」「買いすぎる」「勝手に置く」の4つに分けています。
もちろん複数のタイプにわたるとか、すべてに当てはまるなんて例もありますよね。

大体この分類で網羅されているかなという印象なのでまとめてみました。

いずれのタイプの人に対しても、頭ごなしに否定したり文句を言ってもダメ。
相手を加害者として否定するのではなく、理解することから始めましょう。

〇モノを捨てない

人から見たら意味のないもの、邪魔なもの、処分した方が良いと思われるものを大事に取っておき、捨てられないうちにモノがたまってしまう。

結構よくあることでしょうね。

私も洋服や本など意識しないとすぐたまってしまいます。

一日一枚(もしくは一個)洋服か小物を捨てようなんて考えたこともありますが、結局3日坊主に。
物はたまっていく一方だということは理解できるのですが、行動がついていかないんですね。

そのような「捨てられない」パートナーを持つ人にとっては、ハラスメントになっちゃうんでしょうか。

タイプとして二つあるんだそうです。

①モノを持っているその量や質に価値を見出すタイプ(臨機応変でない人が多い)
②自分に必要なものが分かっていない(自己肯定力が低い傾向の人が多い)

物に価値を感じていたり物に執着がある人に、いきなり捨てることを求めるのはあまり好ましいやり方ではありません。
まずは共感、です。

解決法は簡単ではないですが、一度整理してほしい、あるいは整理したい物を広げて全体像を把握するのもよい方法です。

〇モノを集めたがる

いわゆる収集癖のあるコレクター。
これは女性より男性によく見られるようです。
男性がより多く持つ征服欲とも関係しているのかもしれません。

「なんでも鑑定団」なんてTV番組でも、旦那さんの収集癖を奥さんがあきれて見ている、なんて図がよくありますよね。

まあ、集めるなら、できる限りコンプリートしたいという欲求にはまってしまう、なんていうのはよくあること。

でも、コレクションはその人のアイデンティティですから、そう簡単に捨てられるものではありません。
他の人にとっては無価値なものでも本人にとってはかけがえのないもの。

処分を促すのは難しく、相手を否定することにもなるので、得策ではありません。

基本は置く位置とスペースを決めること。
特に男性は自分のテリトリーを大事にしますから、その範囲で飾る、ストックするなど、できる限りルールを決めることです。

〇モノを買いすぎる

買い物が好きで、どんどん買ってしまう。
同じようなものを必要以上に買いだめてしまう。

でも買ったものをため込んだり管理には無頓着。
使わないで置いてあったりする。

同じような洋服を買いこんだり、必要以上の食器を買いこんだり。
ネットショップにはまったり。

収集癖とはまた違う「買い物」につい走ってしまうなんて人も珍しくないでしょう。

このタイプの人は買い物依存症傾向があるのかもしれません。

何らかのストレスがあったり、買い物で自尊心を満たしていたり。

心理的な部分に関わる可能性があるので、一方的に責めないようにした方がよいでしょう。

買ったものは、放置せずにすぐ出す、タグはとるなど、まず、すぐ使えるような状態にすることです。
現状把握がまず大切ですね。

〇モノを勝手に置く、片づけない

家の中に自分のものを勝手に置く。
共有の場も関係なく、自分のルールで物を置き、片づけない。

よくある話ですね。

このような場合、
①単に面倒で片づけずに物を置いてしまう
場合と
②自分なりのルールを持って自分に都合の良い動線に従って物を置く
場合があります。

発達障害(ADSD)傾向のある人は片付けが苦手だったりします。
自分の持ち物を管理するのが苦手なんですよね。

私自身その傾向があるので、片づけには少々苦労しています。

でも②の自分なりのルールで家の中に物を勝手に置く人は、これはこれでちょっと厄介です。
本人にとって心地よい状態が、他の人には不快な状態になっているのですから。

このような場合、夫婦間や家族間のコミュニケーションが必要となってきます。

逆に自分のルールを相手に強制している場合もあるかもしれませんしね。

相手の言い分もよく聞いて、互いのルールをすり合わせるのです。

共有物はどこに置いたらいいか、話し合って納得の上決めるなどの話し合いができればよいですよね。

●モノハラはコミュニケーションで解決

誰しもが、自分の空間を快適に保ちたいと思いますよね。

でも空間を共有する人がいる場合、どうしても価値観がぶつかって、時にはイライラしてしまいます。

モノを散らかす人が一方的にハラスメントの加害者ではないのです。

あまりにも潔癖症で片づけ上手な人と暮らすのもまた大変だったりしますよね。

女性の場合など、台所は見かけより使いやすさや動線にしたがって整理した方が楽で使いやすいですよね。

それと同じように夫にも使いやすい動線に合わせた整理の仕方があるのかもしれません。

相手だけ変わることを求めるのは夫婦にとって、家族にとって望ましいことではないのです。

我が家で実践していることは
「お互いのテリトリーを決めてその範囲のことはなるべく相手に任せる」

「一方的に文句を言ったり強制はしない」

「大きな掃除は一緒にやる」

ということ。

まあ、我が家は決して整理整頓できているわけではないので、
このような方法が正しいかどうかはわかりませんが。

少なくともモノに関してのイライラや喧嘩は最低限に落ち着いていると思います。

特にテリトリーを決める、つまり「聖域を作る」というのは重要ではないでしょうか。

男性は特にテリトリーの意識が強い傾向があるので、その中のことはなるべく文句を言わない方が良いと思います。

何より相手を否定しないこと、意見をよく聞いて少しずつお互いにとっての環境を改善していくことが大切な気がします。

と何となく結論付けてしまいましたが・・・・・

モノって基本的に増えるものなんですよね~。

夫のテリトリーがだんだん広がって共有部分を侵食しつつある事実は明らかで、いったいどうしたものでしょうか?

まだまだ快適な空間を手に入れるためには先は長そうです。

まあ、夫婦は一生付き合っていくものですから大目に見ようかな?
微妙なところだけど。

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