本棚に置きっぱなしの本。
うちには大量にあるのですが、さてちょっと整理しようと思い立ちました。
すると、日光に当てているわけではないのですが、かなり傷んでいるのですね。
ほとんど読んでいないはずの本でも表面がほこりがこびりついてべたべたになっていたり、側面や上面(ページの部分が見えているところ)が黒ずんでいたり。
いらない本は売ろうかな、大事な本はとっておこうなんて考えましたが、
本をクリーニングする方法が気になりました。
古本屋などでは本をクリーニングして売っていますがその方法が知りたくはありませんか?
アマゾンやヤフオクで売る方法もありますが、最近では「メルカリ」「ブクマ」などのアプリで簡単に売ることもできます。
というわけで本のクリーニング方法を調べて実践してみました。
ただし本は紙素材なので、水分を使うのは加工された表紙だけですよ。
Contents
●本のクリーニングの基本は除菌シート
もっとも簡単な方法はこれ、除菌シート。
もちろん紙は水に弱いので表紙だけです。
よく古本の販売ページで「簡易除菌クリーニング済み」と出ていますが、
アルコール入りの除菌シートで大丈夫です。
もちろん紙は水に弱いのでカバーのみを注意深くクリーニングしましょうね。
消毒用エタノールを布につけて拭いてもよいです。
●本にこびりついたほこりや日焼けにやすりを使う方法
本の側面、上部(天)、下部(地)のページが露出している部分に使ってください。
まず、表紙は取り外してください。
均一にやすりをかけるためには、板などにやすりを巻くのもよいでしょう。
かまぼこ板などでもOKです。
かなりほこりで汚れている場合がありますので非常に効果的です。
また日焼けした紙にもある程度効果があります。
やすりはあまり荒くない300番台が適当なようです。
こんな感じ。
ね、とてもきれいになるでしょう?
やすりがけをしていて結構気持ちよくなるから不思議。
私は少し滑らかにしたくてもう少し細かい600番台も併用しています。
やすりは100円ショップで売っていますよ。
粉が出るので新聞紙などを敷いてからやすりがけをしてくださいね。
気持ちよいほどきれいになると思います。
ただしやりすぎに注意です。
●本の汚れ落としに靴磨き用クリーム
無色の汚れ取りの靴磨きクリーム。
これを古書店で使用しているという情報を聞き、試してみました。
確かにある程度汚れは取れるしかなりつるつるになります。
なかなか良いのですが、においがちょっと気になります。
というわけで急いでいる時は、アルコールシートかファブリーズなどで拭いた方が良いと思います。
急いでなければ後ほど述べる消臭方法も併用してください。
●本の汚れが落とし液の作り方~弱アルカリ性洗剤+水
液体なので表紙に使ってくださいね。
かなり汚れが落ちると思います。
作り方は弱アルカリ性洗剤(マイペットなど)1:水5
洗剤を5倍の水で薄めてスプレー式の容器に入れて使います。
スプレー式の容器は100円ショップなどで入手できます。
弱アルカリ性洗剤なら何でもよいのですが、住居用洗剤(マイペットなど)が代表的です。
重曹やセスキスプレーなどでもよいかと思います。
マイクロファイバー等の布で拭くのがおすすめですが、
古いTシャツなどでもOKです。
布の方に吹き付けて丁寧に磨いてください。
アルコールのみでは取れなかった汚れも弱アルカリ性洗剤を使った方法ならきれいになりますよ。
●本のクリーニングに消しゴムとメラミンスポンジなど
水で濡らせない素材やちょっとした汚れには消しゴムも役に立ちます。
消しゴムはなかなか優れモノなのですが、強くこすると紙を痛めてしまいますので、注意深く行ってください。
またメラミンスポンジもごく少量の水で濡らして、表紙などのクリーニングに使えます。
他にはライター用オイルなども表紙磨きに使えるようです。
シールはがしにも役に立ちます。
●本のシールはがし
古本屋などで買ってきた本のシールははがしたいですよね?
ましてや本を売る場合は必須とも言えます。
いくつか方法がありますのでお試しください。
なおシールはがしは繊細な作業なので、無理やりはがさないようにしてくださいね。
①市販のシールはがしを使う
当たり前と言えば当たり前ですね。
まあ間違いないとは思いますが、次はシールはがしを使わなくてもはがせる方法をご紹介しましょう。
②ライターオイル
ライターオイルを数滴たらして、しばらく待ちます。
その後ティッシュなどでふき取ります。
かなりはがれるはずですが、決して無理やりはがさないようにしてください。
③ドライヤー
ドライヤーでシールに温風を一分ほどあてるとシールがはがれやすくなります。
とても手軽な方法なので、とりあえず試してみてもよいでしょう。
●本の消臭方法
古本って独特のにおいがありますよね。
それが心地よいと感じる人もいるとは思いますが。
あるいはたばこのにおいが染みついてしまった本などは、不快に思われるでしょう。
とりあえず本を売る場合も考えて、消臭をしてみましょう。
①ファブリーズ(リセッシュでも)
ファブリーズを布かテッィシュにつけて表紙を拭きます。
しかしこの方法では中の紙についた臭いは消えませんね。
②重層か置き型の消臭剤
本と一緒に重曹、もしくは置き型の無香消臭剤をビニール袋などに入れて密封します。
箱でもOKです。
そのまま数日置いておきましょう。
何冊かの本をまとめて消臭できるので楽ですよね。
③コーヒーの出がらし
コーヒーの出がらしを新聞紙の上などに広げて乾燥させると消臭剤になります。
だしパックやお茶パックに入れてつかいましょう。
方法は③と同じで本と一緒に密封します。
コーヒーのニオイがつくのではないかと考える人がいるかもしれませんが大丈夫のようです。
靴箱や灰皿などの消臭剤としても広く使えますよね。
④それでもだめなら新聞紙
新聞紙の消臭作用は結構強いらしいのですね。
すごく手間はかかるのですが、どうしても臭いをとりたい場合はお試しを。
1.新聞紙を本と同じくらいの大きさにはさみで切ります。
2.同じものをたくさん作っておいて、本のページにはさみます。
すべてのページにはさむのが良いのですが、臭いの程度によっては数ページに一枚でもOK。
3.さらに新聞紙で本全体を包みます。
4.このまま数日放置。
5.臭いが完全に取れなかったら、新聞を取り換えて再び包んで放置。
めんどくさいな~、と思うのですが、どうしても気になる場合はこの方法が効果的らしいです。
本を出品する場合など、臭いを気にする人は意外と多いそうです。
また、古本を購入してどうしても気になる場合などお試しください。
それでは快適なブックライフをお楽しみくださいね!