大人の女性も楽しめるひな祭り、ひな人形。後の雛も楽しみましょう。

大人の女性が楽しむひな祭り。
最近人気です。
自分用に好きなひな人形を買ったり、女子会やパーティで楽しんでみたり。

本来邪気を祓い、季節を楽しむ女性のお祝いだったひな祭り。
重陽の節句の「後(のち)の雛」も、もう一つの大人のひな祭りです。

大人女子が楽しむひな祭り

3月3日は「桃の節句「上巳(じょうし)の節句」
女の子の健やかな成長を願って、ひな人形を飾ったりお祝いしたりする日ですね。

しかし、最近では、大人の女性がひな祭りを楽しむようになっているのです。

自分用の人形を飾って楽しもうとする大人女子が増えているのだそうです。
女性同士でパーティやイベントを行う動きも広がっています。

大人のひな祭り、いかがでしょうか?

本来ひな祭りは、邪気を祓うための季節の行事。

江戸時代には大人も含めた女性のためのお祭りだったそうです。
大人がひな祭りを祝うのは、原点回帰であり、理にかなったこととも言えそうです。

江戸時代の中期ごろには、男性が好きな女性に流行のひな人形を贈るといった文化も存在していたとか。
残念ながら現在はそのような風習はないですが。
今でもあったら素敵ですよね。

大人女子のひな人形

子供の頃には美しいひな人形にうきうきしたのではないでしょうか。
大人になった今でも、ひな人形を見ると、心が華やぐような気がします。

私は子供の頃、ひな人形を持っていなかったわけではないんですが、ガラスケース入りの小さなものでした。

何だかお友達の豪華なひな人形がうらやましかったという記憶があります。

子供時代ひな人形を持てなかった人が購入するケースも多いということです。

現在50~60代の女性を中心に、還暦や喜寿のお祝いや自分のためにひな人形を購入する人が増えているんだそうです。

デパートなどでも大人向けのひな人形が発売され始めています。

伊勢丹新宿本店では、ひな祭りが近くなると「マイひなコレクション」という専用売り場が設置されます。
値段は数千円とお手頃で、小さなサイズのものが中心。

インテリアとしてひな人形を飾る女性も多いのだとか

もちろん何段もの豪華なひな人形ではなく、シンプルでインテリアにもなるちょっとおしゃれなタイプが人気。

今はいろいろなタイプの変わり雛もあるので、子供向けのひな人形とは一味違った楽しみ方ができるんじゃないでしょうか。

ガラスや陶器、木目、立ち雛など、モダンで個性的なデザインのものをちょっと飾って、3月3日には季節のごちそうをいただく、そんな楽しみ方も素敵だと思います。

ひな祭り(上巳の節句)を楽しむ食べ物

節句にはもともと季節の植物などをいただいて生命力を得て、邪気を払う習慣がありました。

お祝いをして旬の食べ物をいただくのは、ひな祭りの本来の趣旨に沿ったことです。

女子会やイベントもよいですが、家庭でも十分楽しめますね。

ひな祭りの食べ物と言えば、

ちらし寿司
はまぐりのお吸い物
白酒
ひし餅
ひなあられ
桜餅

ですね。

はまぐりは、あさりで代用する場合もありますし、てまり寿司もよいですね。
白酒は本当は甘酒じゃなくて、れっきとしたお酒なんですけれど、お子様向けには甘酒で代用したりもします。
そう、大人が飲むものなんです。

ひな祭りのお食事は、カラフルで楽しいものが多いですね。
何品か用意すれば、ご家庭でもちょっとしたプチパーティ気分になれるのでは?

後(のち)の雛~重陽の節句 に大人のひな祭り

こちらは正真正銘「大人のひな祭り」とされる「後(のち)の雛」
菊の節句とも呼ばれる9月9日の重陽(ちょうよう)の節句にひな人形を飾ります。
一緒に飾る花は、もちろん季節にふさわしい菊の花

江戸時代に庶民の間で広がった風習です。
貴重なひな人形をしまい込まず、半年後に飾って痛みを防ごうという生活の知恵でもありました。

長寿と健康を祈る重陽の節句は、大人の女性がひな人形を飾るのにふさわしい日とも言えますね。
ひな人形は、女性の分身として災厄を引き受ける役目があります。
ひな人形を大切にして、長持ちさせることは、長寿につながると考えられてきたのです。

重陽の節句は、長寿を願って、菊の花びらを浮かべた菊酒を楽しむ大人の行事でした。

最近は重陽の節句用のひな人形も販売されており、自分用として、またはお母さまやおばあさまへのお祝い用として買い求める女性も多くなってきました。

後(のち)の雛は、旧暦の重陽の節句である10月9日まで飾って、長く楽しむことができます。
心豊かに秋を過ごすことができるのではないでしょうか。

春も秋も楽しめる大人のひな祭り。
季節のイベントを2度も楽しめるなんて何だかお得な感じ。

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