玉ねぎって便利な食材ですよね。
常温で長期間保存可能だから、常備野菜としてどの家にもありそうです。
カレーやシチューやハンバーグの種などいろいろな料理に大活躍で、生で食べてもおいしいし。
ちなみに玉ねぎの起源は(諸説ありますが)イランやパキスタンなど中央アジア周辺だと考えられています。
5000年前の古代エジプトでも食べられていた食材で、薬としても重宝されていたのだとか。
玉ねぎの健康効果ははるか昔から知られていたのですね。
日本には明治時代に入ってきました。
玉ねぎの皮は捨てちゃダメ
そんな玉ねぎですが、皮は普通むいたら捨ててしまいますよね?
これが結構もったいないというか、残念。
玉ねぎには抗酸化作用のあるポリフェノールの一種である「ケルセチン」が含まれています。
これだけでも玉ねぎを食べる価値はあるのですが、玉ねぎの皮の部分には中身の20~30倍ものケルセチンが含まれているのです。
玉ねぎの皮は紫外線から中身を守る役割を果たしており、防御のための成分であるケルセチンが多く存在するのです。
捨ててしまっては絶対にもったいない!
栄養を無駄にしないためには、皮を乾燥して、ミキサーにかけて粉末にするのが最もおすすめです。
スープやみそ汁に混ぜて使うとよいでしょう。
ただしかなり面倒なので、市販された玉ねぎの皮の粉末を使う方法もあります。
ケルセチンは水に溶けやすいので、皮を煮出して、お茶やスープ、みそ汁として飲んでもよいかと思います。
しかし、、、、
「苦い」です。
玉ねぎの皮を大量に煮出してみましたところ、
「わー苦い。どうしよう!」な感じになりました。
ちゃんとだしは出るんですけど、かなりの苦みもあるんです。
これは分量の問題ですね。きっと。
そういうわけで、玉ねぎの皮はお茶にして飲むなら薄めて。
私は適量スープや味噌汁に入れて飲んでいます。
全部使わなくてもいいんじゃないでしょうか。
玉ねぎの皮は、一番表面に黒い粉のようなものがついていますよね?
これはカビですから、剥がしてきれいなところを使いましょう。
玉ねぎは日光浴させよう
玉ねぎは一週間日光に当てるとケルセチンが4倍になるということです。
ケルセチンは、紫外線に反応して増えていきます。
方法は簡単。玉ねぎの皮をむいて日光に当てるだけ。
私の場合ベランダに置きっぱなしです。
もちろん上で述べたように、皮は捨てないで使ってくださいね。
日光に当てるのは1日だけでもケルセチンは増えますので食べてもOKです。
皮をむいてあるので、さっと洗ってそのまま調理するだけ。
なんだか気分的に楽。
ちなみに表面が緑っぽくなったり茶色の皮のようになったりすることがありますが、私は気にしないで使っています。
玉ねぎの調理法で気を付けることは
切った後水にさらさない
ケルセチンは水溶性なので、水にさらすと成分が失われます。
例えば5分水にさらすと約23%減少してしまいます。
サラダはスライスしてそのまま食べましょう。
辛みが気になる人もいると思いますが、しばらく置いておけば辛みはだいぶなくなります。
汁物に入れ丸ごと食べる
ケルセチンは水に溶けやすく、熱に強く、長時間煮込んでもOKなの、でカレーやシチュー、汁物はおすすめです。
味噌汁の具にするなら、大豆に含まれているイソフラボンとは相性が良いので、豆腐は良いですね。
また、ケルセチンの効果をさらに高める相性の良い組み合わせはチーズだそうです。
一緒にとると吸収率がアップします。
オニオングラタンなどにすると良いですね。
塩コショウしてそのまま食べたり、ドレッシング代わりにして食べたり。
結構おいしいですよ。