先日見た「NHKガッテン!」で目からうろこ。
「くしゃみ鼻水鼻づまりとおさらば!決定版!ハウスダスト徹底除去ワザSP」という内容です。
ハウスダストアレルギーの仕組みと、アレルゲンを一掃する簡単だけど意外と知らない掃除法について。
実はこれ、私知りませんでした。
知ってる人は知ってると思うので、ちょっと恥ずかしいんですけれど
私も結構ひどいハウスダストアレルギーなので興味深く見ていました。
Contents
ハウスダストアレルギーって何?その正体は
まずハウスダストとは何かっていうと、もちろんいろいろあるんですよね。
糸くず、パンくず、土砂、皮膚のかけら、ペットの毛、花粉、
などなど。
この中にはそれ自体がアレルゲンとなるものも含まれていますが。
実は、ハウスダストアレルギーの第一原因はダニなんだそうです。
(じゃダニアレルギー?とも思うのですが。)
ではダニを退治すればいいのかと言えばそれだけではダメなんですね。
燻煙剤タイプのダニ駆除グッズを使ったら、後で掃除機をかけることが必要なのです。
換気、掃除を十分に行わなくてはなりません。
なぜなら、ダニの死骸が残っているから。
ダニはどうしてアレルゲンになるの
ダニアレルギーの人は多いと思いますが、生きているダニそのものがアレルギーを引き起こすわけではないのです。
ここでアレルギーを起こしているのはタンパク質です。
ダニ自体ではなくて、ダニのフンについているタンパク質に反応してアレルギー症状が起きているのです。
ではダニが死ぬとどうなるか?
ダニはほとんどが水分でできていて、死ぬと乾燥して粉々になってしまいます。
つまりタンパク質がまき散らされてしまうのです。
ダニのフンと死骸がハウスダストアレルギーの大きな要因になっているのですね。
近年ハウスダストアレルギーは増加傾向だそうです。
住居は気密性が高まり、また働く女性が増えてお掃除の頻度も減りがち。
また、ダニって夏に多いイメージですよね?
実際、ダニは梅雨から夏にかけて増えてくるのですが、ダニの死骸やフンなど、ダニアレルゲンの量が多いのはむしろ秋なのです。
ダニは乾燥や熱に弱いので、布団乾燥機などで減らすことはできるのですけれど、やっぱり掃除が必要なのですね。
ハウスダスト1グラムに対して2μ(マイクロ)グラムのダニの死骸やフンがあると、ハウスダストのリスクが高まるんだそうです。
と言ってもピンときませんが・・・
とにかくダニの死骸やフンをいかに減らすかが大切なんですね。
ダニアレルゲンを激減させる掃除機のかけ方
ダニの死骸やフンなどのアレルゲンを除去するにはどうしても掃除機が必要。
でも正しい掃除機のかけ方を知らない人が多いようなのです。
最新型の掃除機は、前に「押す」時より後ろに「引く」時の方がゴミがよく取れるのです。
だから掃除機は前後に動かすのが正しいかけ方。
取説にもちゃんと書いてあります。(なかなか見ないですよね)
最近の掃除機には、ヘッド部分にブラシがついていてモーターで前方向に回転するタイプのものが多いのです。
このブラシの効果でカーペット等の中のゴミをかき出してお掃除をすることができます。
もちろん前に押してもゴミをかき出すことはできます。
しかし、後ろに引く時は、ヘッドのブラシがカーペットに当たってゴミをかき出す力と掃除機を引く力が合わさって、より強い力でゴミをかき出すことができるのです。
正しい掃除機のかけ方は「引き」を意識してかけるということ。
同じ場所を押してかけるだけでなく、引いてかけることが大切なのです。
特に「引き」が効果的にごみを吸い込むので「引き」をまんべんなくかけるとよいでしょう。
この方法で掃除機を使えば、かなり効果的にアレルゲンとなるハウスダストを減らすことができるのです。
ただしモーターで回転するブラシがついていない古いタイプの掃除機ですと、押しても引いても効果は変わりません。
モーターが回転するタイプの掃除機では劇的に違いがありますので、ぜひ確認の上お試しを。
さらにハウスダストのアレルゲンを除去するポイント
①寝具
布団やまくらなどの寝具は、ダニが多くいるうえ、顔が直接触れてしまいます。
ダニをより多く吸い込んで、ハウスダストアレルギーを引き起こしやすいですね。
布団は天日干しや布団乾燥機などで乾燥させて、ダニの住みにくい環境を作ることと、掃除機で引きがけをすることが大切です。
②フローリング
カーペットに比べてダニは繁殖しにくいのですが。
キャニスター型の掃除機を使っている場合、排気によって床からハウスダストが舞い上がってしまう場合があります。
そもそもフローリングはカーペットに比べて、ハウスダストが舞い上がりやすく、吸い込んでしまう可能性が高いのです。
解決策として、フローリングのお掃除では、モップを使うのがおすすめです。
私も知りませんでした。